2009年12月15日

寿命1・3倍、体はスリム 雄なしで誕生のマウス 免疫も強く、東京農大など

雄が全く関与せず、2匹の雌の卵子から誕生させたマウスは、通常の精子と卵子の受精を経て生まれたマウスより1・3倍長生きだとの研究を、河野友宏(こうの・ともひろ)東京農業大教授と川原学(かわはら・まなぶ)佐賀大准教授が12日までにまとめた。

 体重は通常マウスの3分の2しかなく、免疫機能が強い傾向もあった。

 河野教授らは「哺乳(ほにゅう)類で雌の方が長生きなのは、精子の遺伝情報が寿命にマイナスの影響を与えているためかもしれない」と話す一方「寿命には多様な側面があり、人間にも当てはまるかは分からない」としている。

 哺乳類には、父母のどちらから受け継いだかによって働いたり働かなかったりする「インプリント遺伝子」がある。河野教授らは、精子から伝わった場合にだけ働く遺伝子のうち、胎児の発育に必要な遺伝子を働くようにした「雄型」の卵子を作製し、その核を別の卵子に入れてマウスを誕生させる方法を開発。これを「二母性マウス」と名付け、最初のマウス「かぐや」の誕生を2004年に発表した。

 今回は、二母性と通常の雌各13匹の成長を観察。二母性の寿命は平均841・5日で通常の同655・5日より長く、生後1年8カ月時点の体重は二母性が平均29・4グラムで、通常マウスの同44・9グラムより軽かった。

 遺伝子を調べると、通常マウスでは、成長ホルモン分泌に関係するRasgrf1という遺伝子が父方から受け継がれて働いていたが、二母性では働いていなかった。これが体重差などに影響しているらしい。

 河野教授は「雄は繁殖競争に勝つため体を大きくすることにエネルギーを使う結果、寿命は短くなるのではないか」とみている。

※インプリント遺伝子

 哺乳(ほにゅう)類が、受精後に発育していく過程で、両親から伝わったうちの一方だけが働く遺伝子。河野友宏東京農業大教授らは、インプリント遺伝子の一部が精子のように働く卵子を作り、別の卵子と合わせた2個の卵子によって、マウスを誕生させた。1個の卵子からコピーの子ができる「単為生殖」とは厳密には異なる。

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2009年10月31日

口腔粘膜スプレーによるインスリンの供給が有望

口腔粘膜スプレー装置による1日に12回の噴霧で、耐糖能異常(IGT)を持つ者の血糖値を低く維持できるという試験結果が、国際糖尿連合(IDF)の第20回世界糖尿病会議で発表された。このインスリン供給手法は、1型と2型の両方の糖尿病に使える、注射によらない新しいタイプのインスリン供給システムとして有望である。

ヒトインスリンの口腔粘膜スプレー
検証したのは、Generex社が開発したOral-lynというインスリン口腔粘膜スプレーの安全性と有効性である。「この装置はインスリンを口腔咽頭粘膜に供給するので、肺には到達しない……吸収は非常に良好であり、投与から10分後にはピークに達する。」噴霧器の中には通常作用性のヒトDNAインスリンをpHが中性のバッファ溶液に溶解したものが入っている。また噴霧器には、吸収促進剤、安定剤、非CFC系高圧ガスも注入されている。

IGTが確認されている31名の患者をランダム化して、4回、6回、12回のいずれかの口腔粘膜スプレーインスリン噴霧を2度実施した。1度目は標準的な75 gグルコース耐糖試験の前に噴霧し、2度目はその30分後に噴霧した。1回の噴霧はインスリン1単位に相当する。そしてグルコースとインスリンのレベルを、30、60、90、120分後に計測した。

12回の噴霧のほうが血糖値が低い
4回または6回の噴霧では未治療患者に比べて血糖値に変化が見られなかったが、12回の噴霧では影響があった。グルコース摂取の2時間後において、12回噴霧を行った患者の血糖値は未治療患者に比べて平均29.6%低かった(P < 0.05)。3時間後では、12回噴霧群での血糖値は26.8%低かった(P < .05)。すべての計測時点を合わせると、未治療患者に比べた血糖の平均低下幅は、12回噴霧で15.8%だった。また12回噴霧では、すべての計測時点においてインスリンレベルが高い傾向が見られ、30分後の時点で有意に達していた。低血糖症などの有害事象は今回の試験では見られなかった。

フロリダ大学医学部(タラハシー)の小児内分泌科医であるLarry C. Deeb, MDは、インスリン投与の代替経路の発見がきわめて重要であることに同意している。「インスリン投与は、糖尿病患者にとって大きな問題である」と博士は言う。「注射に対する恐れが、特に投与しなかったからといってすぐに死ぬわけではないような糖尿病患者においては存在することをきちんと認識しなければならない……インスリンを省略することが(1型、2型)糖尿病における大きな問題の一つなのだ。」

口腔粘膜投与の有望性
口腔粘膜スプレーが明らかに有望であると考えている。「(この製品によって)患者は高血糖に曝される時間を自分で減らせるだろう……試験した患者における(血糖値の経時グラフの)曲線下面積が減っている。」今回のような短期の小規模試験は、もっと患者数を増やして、期間も長くした試験で追認する必要があると、博士は述べている。
口腔粘膜スプレーは1型と2型の糖尿病患者を対象にした短期試験ですでに検証されていて、良好な結果が出ている。長期試験は現在進行中である。
ラベル:口腔
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2009年08月04日

大阪府歯科医師会

レセプトオンライン義務化に反対 大阪府歯科医師会

◇病歴漏えいの危険
厚生労働省は医療機関の診療報酬明細書(レセプト)を2011年度からコンピューターを使ったオンライン請求に切り替えることを義務付ける方針だ。これに対し、日本歯科医師会、日本医師会などは「患者の個人情報流出につながる。経営基盤の弱い医療機関は立ちゆかなくなり、地域の医療崩壊が進む」と反発する。全国に先駆けて義務化撤廃運動を始めた大阪府歯科医師会に、レセプトオンライン義務化の問題点を聞いた。

 ◇民意反映せずに進む既成事実化
大阪府歯科医師会では、レセプトのオンライン請求義務化反対を重点課題としています。
◆レセプトのオンライン請求義務化の問題では、大阪府歯科医師会が「容認できない」と全国に先駆けて声を上げました。もともと義務化を定めたのは、厚労省の省令で法律ではありません。立法府である国会で決められたわけでもないのに、民意が反映されていると言えるでしょうか。多くの問題をはらむオンライン化が既成事実化しています。日本歯科医師会だけでなく、日本医師会、日本薬剤師会の「三師会」で共通課題として取り組んでいます。

 ----どのような点で問題があるのでしょうか。事務の効率化が図れるのではないでしょうか。
◆医療機関の都合だけで反対しているわけではありません。患者さんの個人情報が間違いなく漏えいします。レセプトには傷病名、治療内容などが記載されます。紙なら一定の場所で一定期間たてば廃棄します。しかし、オンライン化されれば、電子データのやり取りが簡単になり、複数の場所で永久に情報が残ります。

 ----病歴が漏えいする懸念があるわけですね。
◆そうです。自分自身がどのような病気にかかったかを周囲の人に知られたら、どう思いますか。保険会社にとっては魅力的なデータですけど。また、日本には精神や行動に障害を持っておられる方が264万7000人、HIV(エイズウイルス)感染者は約1万人おられます。このような人権にかかわるデータの漏えいは絶対に避けなければなりません。

 ◇閉鎖を迫られる小さな医療機関

 ----医療機関の経営に影響があるのでしょうか。
◆オンライン請求が可能な医療機関もありますし、医療のIT(情報技術)化に反対の立場ではありません。ただ、専用のコンピューターを導入するための設備投資が重く、小規模な医院、診療所は閉鎖を余儀なくされます。過疎地を中心に地域の医療崩壊が進むでしょう。百歩譲って、希望する医療機関だけに限定する「手挙げ方式」としていただきたい。強制的な完全義務化は絶対反対です。国民医療費削減の効果があるといわれますが、今の医療崩壊は行き過ぎた医療費抑制の結果ではないでしょうか。
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2008年09月19日

妊婦の予防接種「赤ちゃんに効果」…インフルエンザ

妊婦にインフルエンザの予防接種をすると、母親だけでなく新生児にも高い予防効果のあることが、バングラデシュでの臨床試験で明らかになった。

 同国と米国の共同研究チームが17日、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。

 臨床試験では、妊婦316人のうち約半数にインフルエンザのワクチン、残り半数に肺炎球菌のワクチンを接種。子供は接種の8時間-3か月後に生まれた。

 生後6か月まで健康状態を追跡した結果、母親が肺炎球菌のワクチンを受けた子は、157人中16人がインフルエンザにかかった。母親がインフルエンザのワクチンを受けた子は発症率が約3分の1に下がった。

「日本では勧めていない」
 日本の厚生労働省は「可能な限り危険性を排除するため、国内では勧めていない」としている。米国や世界保健機関は妊婦にインフルエンザのワクチン接種を勧めている。
ラベル:健康,予防接種
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2008年09月18日

糖尿病

米国糖尿病協会(American Diabetes Association)が公表した調査によれば、2型糖尿病に関連した症状や病態についてよく知っていると答える糖尿病の男性は、30%にすぎないという。

2型糖尿病とその合併症についての知識(低テストステロン値を含む)を評価するためのこのオンライン調査には、年齢40潤オ60歳の2型糖尿病患者1,000名が参加した。
参加者への質問は、全般的なクオリティ・オブ・ライフと疾患の管理方法についてであった。また、糖尿病男性の妻1,000名も、夫について調査の関連する質問に回答した。

夫が身体運動等の活動への積極的な取り組み、ストレス軽減または積極的な態度の維持をしていると考える妻は半数未満である。

糖尿病の男性とその妻は糖尿病(特に合併症)について認識していないことが多い。例えば、テストステロン値が低い状態が、2型糖尿病発症による大きなリスクであると回答した男性は42%のみであった。また、糖尿病によりうつ病のリスクが上昇することを知っていたのは58%のみであった。
糖尿病 歯周病
ラベル:健康,糖尿病
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2008年09月02日

コーヒー、子宮体がん予防

コーヒーを1日3杯以上飲む女性は、ほとんど飲まない女性に比べ、子宮体がんになる危険度が約6割も低いとの疫学調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎(つがね・しょういちろう)国立がんセンター予防研究部長)が1日発表した。

 子宮体がんは、肥満や糖尿病の人、女性ホルモンの働きの活発な人がなりやすいとされる。研究班の島津太一(しまづ・たいち)国立がんセンター研究員は「コーヒーが血糖値を下げたり、女性ホルモンの働きを調整したりすることで、危険度を下げているのではないか」と話している。

 調査は、岩手、大阪など9府県の40-69歳の女性約5万4000人を1990年から最長で15年追跡。この間に117人が子宮体がんと診断された。

 調査開始時にコーヒーを飲む習慣について聞き取り、飲む量によって4つのグループに分けて子宮体がんとの関連を調べた。コーヒーを飲む頻度が週に2日以下というグループと比較すると、毎日1、2杯飲む人で約4割、毎日3杯以上飲む人では約6割、発症の危険度が低かった。
健康 歯周病
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2008年08月21日

山口県医師会から・・・。

小児救急医療での“コンビニ受診”の増加を受け、3歳から9歳までの時間外診療は患者に医療費の1割を負担させるよう、山口県医師会が県議会と県に要望している。現行は、県からの助成で小児医療費は無料になっており、県議らからは「医師会がそんな要望を出していいのか」と驚きの反応が出ているが、県医師会は小児救急医療の深刻な状況を踏まえて決断に至ったと説明している。

 「小児医療対策の推進について」と題した要望は今年度の予算編成に合わせ、昨年9月に県議会厚生委員会と県健康福祉部に提出した。内容は<1>小児医療費助成の対象年齢を現行の6歳から9歳にまで延長<2>所得制限(市町民税所得割額)の撤廃<3>3歳から9歳までの時間外診療に患者の1割負担制を導入-など。3歳未満については重症化につながる可能性が高いため、受診時間に関係なく医療費の全額助成を継続するとしている。
  県内では基幹病院の小児科医の勤務環境改善に役立つよう、地元の開業医が夜間救急診療を担当している地域もあるが、県医師会によると、親の都合に合わせて夜間に受診する患者が増え、このまま進めば救急機能の維持に影響を及ぼす可能性もあるという。
  県医師会の弘山直滋常任理事は「昼に受診して待たされるより、仕事から帰ってきて夜間に連れて行ったほうが都合がいいと考える親によってコンビニ化が進んでいる。何とか適正化を図りたい」と1割負担提案に踏み切った理由を話す。
  県医師会は今年も予算編成前に同様の要望を行う予定だ。1割負担を実施した場合、少子化対策の後退と受け止められるのを県が嫌うことも予想され、現時点で実現の見通しは立っていないが、弘山常任理事は「小児科のドクターが倒れてからでは遅いということを引き続き訴えていく」としている。今後は県民に向けたアピールも検討する。
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2008年08月08日

ピロリ菌と癌

早期胃癌患者を対象とした日本の研究により、術後のヘリコバクター・ピロリ菌根絶は胃癌再発のリスクを大幅に低減させることが示されている。このことは、ヘリコバクター・ピロリ菌感染と胃癌との因果関係を示した先行研究のデータを後押しするとともに、ヘリコバクター・ピロリ菌根絶による胃癌の予防を裏付けている、と『Lancet』8月2日号に発表された同研究の研究者らは述べている。

「高リスク地域ではヘリコバクター・ピロリ菌の根絶による胃癌予防を優先事項とすべきである」とメイヨークリニック(フロリダ州、ジャクソンビル)のNicholas Talley, MD, PhDは付随論説で記している。世界的に見て、胃癌による死亡者は大腸癌よりも多く、大腸内視鏡検査によるスクリーニングによって死亡を予防できるというエビデンスよりヘリコバクター・ピロリ菌根絶によって死亡を予防できるとのエビデンスの方が優れているとTalley博士は記している。

しかし、これは予め出来上がっていた考え方ではない。胃癌を予防するために感染者をスクリーニングして治療するということは一般には受け入れられていない、とTalley博士はコメントしている。ヘリコバクター・ピロリ菌は世界保健機構(WHO)から胃癌の発癌因子として分類されており、しかも2007年のアジア太平洋コンセンサス会議(Asian-Pacific consensus conference)では地域集団におけるスクリーニングと高リスク集団におけるヘリコバクター・ピロリ菌の抗生物質治療が現在、推奨されると結論されているにも関わらず、このような状況である。

Talley博士は、こうした状況は変える必要があると述べている。「集団スクリーニングおよび治療は、高リスク集団では行政が努力すべきであり、またWHOが取り組むべきである」とTalley博士は記している。「ヘリコバクター・ピロリ菌の根絶は二次胃腺癌(subsequent gastric adenocarcinoma)のリスクを低減させるという説得力のあるエビデンスが現在、得られている」
健康 歯周病

ラベル:健康 歯周病
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2008年07月24日

糖尿病の遺伝リスク

母体の糖尿病と肥満の子宮内への影響が子の青年期の2型糖尿病に強く関連することが症例対照研究によって明らかとなり、その研究結果から予防策が示唆される。

母体の糖尿病と肥満の子宮内への影響が子の青年期の2型糖尿病と強く関連することを示した症例対照研究の結果が、『Diabetes Care』7月号に掲載されている。小児期の肥満に加え、肥満合併妊娠の増加に的を絞った予防策が必要であると考えられる。

「妊娠期の母体の肥満は、顕性(frank)の糖尿病がみられない場合でも、出生児の肥満や代謝症候群の症状といった生涯にわたる代謝異常とも関連するという仮説への関心が高まりつつある」と、コロラド大学デンバー校のDana Dabelea, MDとSEARCH Case-Control研究の共同研究者らは述べている。「母体の糖尿病および肥満の子宮内への影響と、多様な青年期の2型糖尿病との関連性についてのデータは乏しい。そこで、SEARCH Case-Control研究に参加したアフリカ系アメリカ人、ヒスパニック系白人、非ヒスパニック系白人青年を対象に、こうした関連性を検討した」

研究のための来院中に、10-22歳の2型糖尿病の青年79例の実母と、糖尿病ではない対照青年190例の実母に、母体の糖尿病と肥満の子宮内への影響を思い出させた。

糖尿病ではない対照青年と比較して、2型糖尿病の青年は母体の糖尿病または肥満の子宮内への影響を受けた傾向が高かった(それぞれP<0.0001)。出生児の年齢、性別、人種、または民族について補正したところ、母体の糖尿病の影響(オッズ比[OR]5.7、95%信頼区間[CI]2.4 - 13.4)と母体の肥満の影響(OR 2.8、95% CI 1.5 - 5.2)は2型糖尿病と独立して関連した。

その他の周産期因子および社会経済因子について補正しても、これらの関連性への影響はみられなかったが、出生児の肥満度指数(BMI)を加えると、肥満の子宮内への影響と2型糖尿病の子宮内への影響の関連性のORが低下した(OR 1.1、95% CI 0.5 - 2.4)。母体の糖尿病と肥満の子宮内への影響は、青年期の2型糖尿病の47.2%(95% CI 30.9 - 63.5)にみられた。
糖尿病 歯周病
ラベル:糖尿病
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2008年07月11日

コーヒーと紅茶で脳卒中予防

コーヒーまたは紅茶の毎日の消費量が多いと、男性喫煙者は少なくとも1種類以上の脳卒中が予防されることが、最新の研究で示された。

この大規模プロスペクティブ(前向き)観察研究によれば、フィンランドの喫煙者のうち1日にコーヒーを8杯以上飲む者は、飲む量が少ないか飲まない人に比べて脳梗塞のリスクが23%低くなり、紅茶を1日に2杯以上飲む者は、飲む量が少ないか飲まない人に比べて同様の脳卒中のリスクが21%低くなることが示された。この関連性は、冠動脈疾患の履歴といったその他のリスク因子とは独立していた。

この報告は『Stroke』2008年6月号に掲載されている。

コーヒーも紅茶も広く飲まれているカフェイン飲料であり、いずれも抗酸化物質による健康への有益性があることが知られている。例えば、コーヒー飲用は炎症および内皮機能障害に対して負の連関があり、インスリン感受性を改善して2型糖尿病のリスクを減らす可能性があることが観察研究で示されている。ポリフェノール類を豊富に含む紅茶も同様であり、低比重リポ蛋白コレステロールの酸化を防止し、血小板活性化と、炎症のマーカーである血漿C反応性タンパク質のレベルを下げるとされている。

こうした健康への有益性は脳梗塞の防止にまで及ぶ、と著者らは述べている。「コーヒーや紅茶の飲用の脳梗塞リスクに対する有益効果は、生物学的に充分納得できる。コーヒーや紅茶はフェノール化合物を含み、それが抗酸化作用を持っていてアテローム性動脈硬化を予防するからだ」と著者らは記している。 心筋梗塞 歯周病

ラベル:脳卒中
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2008年07月08日

コレステロールと認知症

中年期で高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)の濃度が低いと記憶力の低下および高齢時の認知症につながることが、最新研究で示された。
Singh-Manoux博士らの説明によると、認知症それ自体が脂質レベルを変化させ、そのため認知症の患者の総コレステロールや低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)の値が低くなるというエビデンスがいくつかあり、したがって、高齢者において脂質が認知力に及ぼす影響を調べて得られる結果は誤っている可能性が高い。中年期の脂質レベルとその後の認知症との間には確かな関係があると思われるが、重要な脂質のレベルについては正確には分かっておらず、LDL-Cまたは総コレステロールのレベルが高いことが関係しているとする研究もあれば、HDL-Cレベルが低いことが関係しているとする研究もある。博士らの記述によれば、HDL-Cは、シナプスの成熟とシナプス可塑性の維持に不可欠であり、アミロイド形成に影響を及ぼし、アルツハイマー病患者の脳に見られる蛋白質プラークの主要成分である。HDL-Cが低いと海馬体積が小さいことも知られている。

「HDL-Cのレベルが低いことは後期中年期での記憶力低下のリスク因子であるらしいことが今回分かった。また、低いHDL-Cは認知症のリスク因子でもある可能性も示唆された」とSingh-Manoux博士は述べている。HDL-Cと認知症との正確な因果関係はまだ不明だが、HDL-Cがβアミロイドの形成を防止することや、HDL-Cがアテローム性動脈硬化や血管損傷に作用したり、抗炎症性・抗酸化作用を介したりすることで、記憶に影響を与えることが考えられると、著者らは述べている。 健康 歯周病




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2008年07月04日

隠れ脳梗塞

40代で3人に1人、50代で2人に1人が見つかる「隠れ脳梗塞」
脳ドックのMRI検査(核磁気共鳴画像検査)で「『隠れ脳梗塞』が見つかりました」と告げられ、驚かれる方が少なくありません。「隠れ脳梗塞」とはきわめて微小な脳梗塞のことです。
「医学の専門用語ではまったく症状が認められない『無症候性脳梗塞』や、一時的に眼が霞んだりポロッと箸を落としたりするなどの軽い症状が見られる『一過性脳虚血発作』のことをさしています」
意外なのは「隠れ脳梗塞」が少なくないこと。MRI検査を受けた患者のうち、40代では3人に1人、50代では2人に1人、60代では8割以上に「隠れ脳梗塞」が発見されます。生活習慣の改善などで脳梗塞の予防に努めないと、「5年以内におよそ3割の人が大きな発作に襲われる」と警告されているので軽く見ることはできません。
脳梗塞 歯周病
ラベル:脳梗塞,歯周病
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2008年07月02日

女性の食生活は心血管死、あらゆる原因による死亡に関連

野菜、果物、豆類、全粒穀物、魚、鶏肉に富む食事を取る女性では、心血管疾患による死亡およびあらゆる原因による死亡のリスクが減少する可能性があるというプロスペクティブ(前向き)研究の結果が、『Circulation』オンライン速報版に6月23日付けで掲載された。それと対照的に、赤身の肉、加工肉、精製穀物、フライドポテト、菓子が多い伝統的な「欧米型」の食事を取る女性では、リスクが増加する可能性がある。

「実際の摂食行動を反映する全般的な食生活が心血管疾患や他の慢性疾患による死亡に及ぼす影響はほとんど不明である」と、ハーバード大学公衆衛生学部(マサチューセッツ州ボストン)のChristin Heidemann, DrPH, MScおよび共同研究者らは記している。「今回の研究の目的は、女性を対象とした大規模コホート研究において、因子分析によって得られた主な食習慣がCVD[心血管疾患]、癌、あらゆる原因による死亡のリスクに及ぼす影響を評価することにあった」。

研究者らは、ベースライン時に心筋梗塞、狭心症、冠動脈手術、脳卒中、糖尿病、癌のなかった女性72,113例を対象として、食習慣と、心血管疾患、癌、あらゆる原因による死亡のリスクの関連を検討した。1984年から2002年の追跡期間中、妥当性の確認された食物摂取頻度質問票調査を2年から4年毎に実施し、その因子分析によって食習慣を得た。

主な食習慣は次の2つであった。野菜、果物、豆類、魚、鶏肉、全粒穀物が多い「慎重型」、赤身の肉、加工肉、精製穀物、フライドポテト、菓子・デザートが多い「欧米型」。

18年間の追跡期間中に死亡した6011例中、1154例は心血管疾患による死亡、3139例は癌による死亡であった。多変量補正後、慎重型食事スコア上位20%では、下位20%と比較して、心血管死のリスクは28%低く(95%信頼区間[CI]、13%-40%)、あらゆる原因による死亡のリスクは17%低かった(95%CI、10%-24%)。

しかし、欧米型食生活は、心血管疾患による死亡のリスク(22%;95%CI、1%-48%)、癌による死亡のリスク(16%;95%CI、3%-30%)、あらゆる原因による死亡のリスク(21%;95%CI、12%-32%)の増加に関連していた。

この研究の問題点として、死亡率に最大の効果を生じる可能性のある至適食事を検討することができなかった点、因子分析に固有の問題、交絡因子が残存していた可能性、観察研究であった点、対象集団が均質であった点が挙げられる。

「慎重型の食事を取ることによって、心血管死および全死亡のリスクが減少する可能性があるのに対して、欧米型の食事を取ることによって、健康な女性の死亡リスクが増加する可能性がある」と、研究の著者らは記している。「これらのデータは、野菜、果物、豆類、全粒穀物などの植物性食品の高摂取、魚、鶏肉の高摂取、赤身の肉、加工肉、精製穀物、フライドポテト、菓子の低摂取をはじめとする健康な食生活の取り入れを助長する医療従事者および公衆衛生の取り組みの重要性を強調している」。
健康 歯周病
ラベル:食生活
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2008年06月30日

がん遺伝子

がんの分子基盤を理解することは、標的化治療介入の戦略を開発する上で極めて重要である。しかし、そのような標的の同定は非常に困難で予測不可能である。がん細胞への形質変換には、いくつかのがん遺伝子変異が協調して起こることが必要で、それによって多くの細胞特性が大幅に改変され、遺伝子発現パターンの複雑な変化が起こる。そのため、この多様な細胞表現型に必須の遺伝子は、シグナル伝達経路の解析後あるいは個別基準に基づいてのみ同定されてきた。協調的に作用するがん遺伝子の異常によって起こる細胞の形質転換は、下流のシグナル伝達回路の相乗的な変調によるものであることを我々は見いだしているが、このことは、悪性転換が極めて協調的なプロセスであり、遺伝子発現などの多様なレベルでの調節における相乗効果が関与していることを示唆している。本論文で我々は、機能欠失型p53およびRasの活性化によって相乗的に制御を受ける遺伝子の大部分が、マウスやヒト結腸細胞の悪性状態に重要であることを示す。特に24個の「協調応答遺伝子」のうち14個の遺伝子が、腫瘍形成に寄与していることが遺伝子発現阻害実験でわかった。それとは対照的に、非相乗的な応答を示す14個の遺伝子の発現を阻害した場合、類似した腫瘍形成を示したのは1つの遺伝子のみであった。したがって、がん遺伝子変異による遺伝子発現の相乗的な制御が悪性化の鍵となる要因であることが明らかとなり、がん遺伝子の機能獲得型および機能欠失型変異の下流の遺伝子ネットワークに介入標的を見つける際の有望な根拠となることがわかった。
Copyright Nature Publishing Group 2008
歯周病
ラベル:がん,癌
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2008年06月28日

肥満と運動

その人の行動、喫煙の有無、食生活によって、肥満に伴う心血管への悪影響を軽減することはできるが、きっぱりと排除することはできない、と研究者らは述べている。運動による健康維持と肥満との関連は他の研究でも検討されているが、今回の最新研究では食生活と喫煙の要因も考慮されている。
運動は重要であるものの、運動では、肥満者の高い心血管リスクを排除できないことが複数の疫学研究で明らかにされており、我々の研究によってこの知見が確認された」と筆頭著者のDr. Majken K Jensen(オーフス大学病院、オールボー、デンマーク)はheartwireに述べている。この結果から、「肥満と運動の両者が急性冠症候群(ACS)のリスクに影響し、運動量が最も豊富な最もスリムな人において、リスクが最も低いことが示唆される。実際のところ、今回の新情報は運動に関するものではない。我々は研究を拡大し、他の生活習慣リスク因子と組み合わせて肥満の役割を検討することで、新知見が得られた」とJensen博士は続けている。

Jensen博士らはこの研究結果を『Circulation』オンライン版2008年6月9日号に報告している。
定期的に運動し、喫煙せず、健康的な食生活を守り、飲酒が適度な場合でも、肥満者のACSリスクは高かった、と著者らは指摘している。「こういった全般的に健康な人であっても、BMI高値とACSリスクとの間には強い関連が認められた」とJensen博士は述べている。

今回の結果は「直感的に理解できると思われる」が、運動のリスク軽減効果に関する研究を除き、他の生活習慣によってBMI高値のリスクを抑制できるか否かを検討した研究は、これまでに行われていない、とJensen博士は認めている。「本研究の最も重要なメッセージは、喫煙者であるかどうか、運動量が豊富か否か、健康的または非健康的な食事パターンであるかといったことに関係なく、冠動脈疾患の予防には、健康体重の維持と肥満の回避が重要であるということである」とJensen博士は結論付けている。
メタボリックシンドローム 歯周病
ラベル:肥満,心血管
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2008年06月27日

うつ病と2型糖尿病

糖尿病の患者はうつ病発現のリスクが高く、うつ病の患者は糖尿病発現のリスクが高いことが最新研究で示された。

3年間の期間で、2型糖尿病の患者はうつ病を発現するリスクが高く、うつ病の患者は2型糖尿病を発現するリスクが高い。

多民族動脈硬化研究(MESA)のこの結果は、『Journal of the American Medical Association』2008年6月18日号に発表された。

この研究では重要な知見が2つあったと筆頭著者のSherita Hill Golden, MD, MHS(ジョンズホプキンス大学、メリーランド州ボルチモア)がMedscape Psychiatryに語った。

その1つ目として、うつ症状が糖尿病発現のリスク増加と関連していることが確認された。うつ症状を持つ患者は、過体重になりやすく、消費カロリーが大きく、運動量が少なく、喫煙している傾向が強い。このことから、うつ病に関連するある種のよくない健康習慣が糖尿病の発現につながっている可能性があると博士は述べている。

2つ目として、この研究により、糖尿病を治療している患者はうつ症状発現のリスクが高いことが分かった。博士によれば、糖尿病を治療している患者は高血圧と蛋白尿(糖尿病による腎臓障害を示す)になる傾向も強い。

その意味するところは、「今後は抑うつ症状が強まっている者を対象にした研究で、抑うつ症状に関連するよくない健康習慣の改善にも役立つ介入を調べることが必要」であり、それによって糖尿病予防戦略を補完することができると博士は語っている。

また臨床医は、2糖尿病患者では抑うつ症状が進むリスクが大きいことを認識する必要があり、2型糖尿病患者に対して抑うつ症状を日常的にスクリーニングすることを考えに入れておくべきである、と博士は述べた。

どちらが先か?

医学文献によれば、糖尿病を持つ者は糖尿病でない者に比べて、抑うつ症状が現われる傾向がおよそ2倍であると、Golden博士は言う。この状況は、抑うつが糖尿病発現を引き起こす場合でも、糖尿病であることが抑うつの発現を引き起こす場合でも起こりうる。

「抑うつ症状が糖尿病の原因になっていることを示した研究はいくつかあるが、糖尿病が抑うつの原因になっていることを示した研究はほんのわずかしかないので、我々は同一の集団においてこの2種類の関係を検証することにした」とGolden博士は語っている。「この状況を同一の集団において双方向で確認することを目指した。」

MESAは、2000年から2002年までの期間で米国の6地域において、45歳から84歳までの白人、黒人、中国系、ヒスパニック系の男女6000例を募集した。

この研究は2つの部分からなっている:

解析1では、調査開始時に2型糖尿病ではなかった被験者5201例のデータを調べ、抑うつ症状が亢進した被験者とそれ以外の被験者とを比較して、3.2年間での糖尿病発現の相対リスクを推計した。疫学研究所抑うつ尺度(CES-D)のスコアが16点以上、抗うつ薬の使用の少なくともひとつに該当する場合を抑うつ症状亢進と定義した。CES-Dは自己回答式の20項目からなる質問表であり、スコアは0点から60点までの範囲である。

解析2では、調査開始時に抑うつ症状を持たなかった被験者4847例のデータを調べ、空腹時血糖値に異常がある(前糖尿病)か、糖尿病未治療の者か、糖尿病治療中の者と空腹時血糖値が正常である者を比較して、3.1年間での抑うつ症状発現の相対オッズを推計した。

抑うつを持つ者は糖尿病を発現する傾向が強い

集団特性で調整すると、調査開始時に糖尿病でなく抑うつ症状が強かった被験者は、3.2年間において糖尿病になる傾向が、抑うつ症状を持たない被験者に比べて42%大きいことが、これらの解析で分かった。

糖尿病発現リスクの増加は、代謝因子と社会経済的因子で調整しても持続したが、生活習慣因子(カロリー摂取量、喫煙状況、飲酒、運動)について調整すると有意性がなくなった。このことから、この関連性を部分的にでも説明できる因子は健康行動のみであった。

糖尿病治療中の者は抑うつを発現する傾向が強い

糖尿病を治療中の者は、集団特性について調整すると、血糖値が正常である者に比べて3.1年間での抑うつ症状発現のリスクが54%大きかった。この関連性は、肥満指数や代謝・炎症・社会経済・生活習慣といったその他の因子で調整しても持続した。

集団特性について調整すると、追跡期間において抑うつ症状が強まるリスクは、空腹時血糖障害がある者が21%小さく、2型糖尿病を未治療の者が25%小さかった。 。糖尿病 歯周病


提供:Medscape

ラベル:糖尿病,歯周病
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2008年06月25日

メタボリックシンドロームと赤ワイン

健康によいと言われているレスベラトロールに脂肪撃退効果もあることが分かった。
レスベラトールは赤ワインとブドウの中から見つかった抗酸化物質として知られ、すでに心臓の健康を守り癌を防ぐと考えられているが、脂肪撃退効果もあることが新たな研究により分かった。
ウルム大学(ウルム、ドイツ)の研究者Martin Wabitsch, MD, PhDによると、研究室で脂肪前駆細胞と呼ばれる脂肪になる前の細胞にレスベラトールを加えたところ、脂肪前駆細胞の増加が止まり、成熟した脂肪細胞に変化しなくなったという。Wabitsch博士は今週、サンフランシスコで開かれている内分泌学会第90回年次総会“ENDO 08”で同研究結果を発表した。
レスベラトールの脂肪制御メカニズムがさらに深く解明されたら、レスベラトールの作用を模した薬剤を開発したい、とWabitsch博士は言う。製薬業界はすでにこのコンセプトについて研究を開始しているとのことである。メタボリックシンドローム 歯周病
提供:WebMD

posted by 8020 at 08:09| Comment(0) | 医科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月24日

半年内に全国民のワクチン

新型の発生後、半年以内に全国民分のワクチンを供給することや、タミフルをはじめとする治療薬の備蓄倍増などの強化策を、提言として公表した。政府の「骨太の方針」や、近く改定される新型対策の行動計画に反映させる。

 ワクチン接種では、重症化の恐れが大きいとされる子どもを優先させる方針を打ち出したほか、搬送や医療での自衛隊活用を明記した。

 新型発生後に原因ウイルスを基に製造する「パンデミックワクチン」は、鶏卵を使う従来法では全国民分の製造に約1年半かかるとされていた。提言は、細胞培養という新技術の導入などでこれを半年以内に短縮する態勢をつくるとした。

 また、段階的に製造が進むワクチンを接種する際の優先順位をめぐっては、医師や警官、ライフライン関係者や感染率が高い地域の住人と並び、鳥インフルエンザ感染で重症化の恐れが大きいとされる、子どもなど若年層の優先を打ち出した。

 これとは別に、鳥インフルエンザウイルスを基に製造、国が約2000万人分を備蓄している「プレパンデミック(大流行前)ワクチン」については、絶対量に限りがあることから、接種の優先順位を「国民的議論も踏まえ速やかに検討し、具体化する」よう国に求めた。

 治療薬の備蓄量は、現在は人口の23%程度だが、段階的に英国やフランスなどに近い40?50%に倍増させることにした。
ラベル:ワクチン,感染
posted by 8020 at 10:10| Comment(0) | 医科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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